着物売却先の選び方
着物を売る方法には、①オークションやフリマサイト、②リサイクルショップ、③着物買取専門業者 の3種類があります。
まずオークションやフリマサイトを利用する場合には、自分で価格を設定できるので、おおむね納得した金額で買い取りが実現するでしょう。
しかし手数料が発生し、出品したとしても、確実に売れるという保証はありません。
2つ目の方法であるリサイクルショップの場合、自宅の近くにあるときは、手軽に利用できるかもしれません。
ただし、着物の買取には注意が必要です。なぜなら、リサイクルショップの多くは着物の買取に特化しておらず、査定士が着物の知識を持っていないため、着物の価値があまり正確には査定されない事が多いのです。
特に作家物や老舗織元などの価値ある着物を売る場合は、リサイクルショップの利用は避けることが賢明です。
では、最後の着物買取専門業者はどうでしょうか？着物買取専門業者は、着物の査定に特化しており、着物の価値が見落とされるという心配はありません。
また最近は、出張買取をメインとしている着物買取専門業者も増えており、利用しやすいものとなっています。
出張費はもちろん、査定手数料、キャンセル料などがすべて無料という魅力もあります。
着物の売却先にはいくつかありますが、最もおすすめは着物買取専門業者です。手続きは思いのほか簡単にできるようになっており、気軽に利用できる条件が揃っています。
付属品も査定に出すこと
着物を売却する際、「証紙」などの付属品も一緒に査定に出すことは大切です。特に証紙の場合、証紙の有無で査定額に大きな差がでてきます。
証紙には伝統工芸マーク、機械織りか手織りか、素材、産地の登録商標、染方などが記載されています。伝統工芸の証しとして、組合などから発行されています。
もし紛失してしまったという方は、タンスの中をもう一度しっかり探すべきでしょう。
証紙がないものが偽物扱いされるということはありませんが、再販価値に影響があるので、買取価格にも影響してきます。査定の際には、証紙の準備は必ず忘れないようにしましょう。
正しい保管で着物を維持すること
着物の買取査定では、着物の状態も重要な査定ポイントになります。
どんなに高級な着物だとしても、シミやカビだらけでは、再販価値が下がってしまうため、買取価格も下がります。着物のたたみジワ、シミや汚れ、カビ、傷みなどが主にチェックされます。
風通しなどの定期的なお手入れを行い、適切な方法をとり、着物をキレイな状態で保管するようにしましょう。
