礼装・振袖はどんな着物?

礼装の価格と振袖下取り・買取価格の相場礼装の中でも格が高い「振袖」は、未婚女性の第一礼装の着物として扱われています。留袖や訪問着と比較すると、袖丈が長く、長ければ長いほど高い格になります。

振袖の生地は綸子やちりめん、緞子など高級織物が使われることが多く、その生地をベースに豪華な友禅染や絞り染め、型染め、金箔置きなど数多くの技法が用いられ、豪華絢爛な色柄が描かれています。

また、振袖には「大振袖」「中振袖」「子振袖」の3種類があります。大振袖は袖丈が114~125㎝あり、主に成人式や結婚式で花嫁の衣装やお色直しなどで着用されます。

中振袖は袖丈が87~106㎝の着物で、成人式や披露宴、謝恩会などの各種パーティーで着られています。そして、76~86㎝の袖丈の子振袖は、お茶会やちょっとしたパーティーなどで着用されています。

振袖の下取り・買取価格の相場はどのくらい?

振袖も留袖同様、着る機会や着用可能な年齢が限られています。特に振袖の場合、未婚女性だけが着れるという区別と着る機会が少ないことから、買取価格は少し下がり気味の傾向があります。

成人式の振袖一式セットの場合、価格はピンキリではありますが、相場は20~40万円、高級品の場合は100万円以上で購入している場合が多いです。

しかし、振袖を着物買取会社で査定を受ける場合、キレイな状態であることが前提で10,000~40,000円前後、帯と襦袢もプラスすると50,000~60,000円前後のようです。

もちろん、どこの買取専門業者に依頼するかでも買取価格は変わってきます。

着物の鑑定に詳しいプロの査定員が在籍しているような着物買取専門店では、価値をしっかりと判定してもらえるため、高価買取を期待できるので、おすすめします。

買取価格がアップされるポイントとは?

振袖を高価買取してもらうためには、保存状態がよいことは欠かせない条件のひとつです。

さらに、正絹などの高級素材のものや、京友禅や加賀友禅などの友禅染めの産地物や老舗ブランドなども、比較的高価買取をしてもらえます。

振袖の多くは柄が華やかで流行に左右される傾向がありますが、老舗呉服店で仕立てた振袖の場合、プラス価格で買取をしてくれることがあります。

またサイズが大きいもの(丈が長い)は、仕立ての直しがしやすいため、買取価格がプラスされます。さらに振袖を購入した際の襦袢や帯などをセットにすることもポイントです。

振袖は1点ものが多く、有名作家のものも多いですが、「証明書」があるだけで価格がグンとアップするので、必ずセットで査定してもらうようにしましょう。