急増する訪問買取のトラブル
着物出張買取サービスなどの訪問買取は、業者が利用者の自宅を訪問し、その場で査定と買取を行うスタイルです。
着物の場合、その大きさや重さなどを考えると、出張買取が利便性が良いことから、すでに多くの方が利用しています。
着物の訪問買取には、買取業者の公式サイトから前もって申し込みを依頼するスタイルと、飛び込み営業で自宅に突然くるスタイルがあります。
そのうちトラブルが多発しているのは、後者の飛び込みスタイルの買取業者です。近年、訪問買取による詐欺やトラブルは急増しており、着物買取も例外ではありません。
特に着物の訪問買取の場合、比較的高齢の方が利用するため、業者側から見ると騙しやすいという側面があり、トラブルに合う傾向があり、飛び込み訪問買取には注意が必要です。
着物買取トラブルの事例
着物の訪問買取で最も多いトラブルとして、買取予定の着物以外のものを買取されてしまうことが多発しています。
具体的には、着物の買取の話しから貴金属の話になり、売る予定ではなかった貴金属を半ば強引に買取られてしまった、という被害届けが数多く届いています。
査定員の巧みな話術に騙されてしまい、着物以外のものを見せるように要求してくる場合は、詐欺である可能性があるので要注意です。
また別のトラブルでは、着物を買取してもらったのに買取額がいつまでたっても振り込まれないというケースです。
多くの訪問業者の場合、買取額はその場で支払われることが一般的ですが、悪質な業者は「後日振り込みます」と言って、雲隠れしてしまうようです。
さらに、査定額以上の手数料が発生し、後になってから金額を請求されるトラブル被害も起きています。
着物買取トラブルを防ぐためにできること!
着物買取のトラブルを防ぐために、女性の査定員を指定するという方法があります。
男性の査定員ではプレッシャーを感じてしまい、思うように交渉ができないという方も少なくありません。
女性査定員によると、リラックスした雰囲気のもとで交渉ができるようになることが多いです。多くの場合、トラブルを未然に防ぐことも可能でしょう。
また突然訪問してくる業者に携帯することが義務付けられている「古物商許可証」、もしくは「行商従業者証」の身分証明書の提示を求めてみましょう。
もし携帯していないとしたら、詐欺である可能性が高いので、注意が必要です。
訪問買取を利用する際には、事前に買取の知識を把握することで、未然に防げるようになるため、慎重に利用する必要があります。