振袖は未婚女性の第一礼装

振袖は若い未婚女性用|冠婚葬祭に振袖は着ないのが一般的振袖は、その名前の通り「袖を振る」ことに由来しており、ほかの着物よりも袖が長い事が特徴となっています。

昔はこの袖を振り、相手に自分の気持ちを伝えていたと言われますが、現代では成人式で女性が着る着物として浸透しています。

しかし、振袖を着られる機会は成人式だけでなく、友人や親族の結婚式に出席する際などもそうです。

振袖は着付けが必要となるため、お祝いの席に着ていくことで式自体も華やかになり、人目をひく効果もあります。

また、未婚最後の機会として、結納の際に振袖を着る方も少なくありません。

振袖は何歳まで着られる?

成人式を過ぎた30代の未婚の場合、いつまで振袖を着ることができるのだろう?と悩まれることもあるかもしれません。振袖は基本、未婚である限り年齢制限なしに着られるものです。

しかし、一般的な認識から、年齢を重ねた女性が振袖を着ることで、本人が肩身の狭い思いをすることがあるかもしれません。

年齢を重ねてきたら、色味を抑えたり、帯の結び方を変えるなど上品な着こなしにすることで、落ち着いた印象与えられるでしょう。

振袖は未婚女性の礼装ですが、30代前半までの着用が一般的に問題なく着られる年齢と言えるでしょう。

未婚女性でも着られる着物は、振袖だけでなく、留袖や色留袖、訪問着などもあるので、シーンによって使い分けることをおすすめします。

冠婚葬祭に振袖は着ないのが一般的

冠婚葬祭に着物を着用して式に参加したいと思う場合もあるかもしれません。参加する際には、着物選びに注意する必要があります。

冠婚葬祭は、「婚」である結婚、「葬」である葬儀、「冠」は元服のとき冠をかぶせて祝っていたため人生の節目節目の祝い事、「祭」は正月や節分などの年中行事など、いつもの生活を異なる意味を持つ日のことを指し、それぞれのシーンに適した着物を選ぶことが大切です。

たとえば結婚式などの華やかなお祝いの席では振袖は好まれるのですが、人生のお別れの「葬」の時に振袖を着ることはふさわしくありません。一般的に喪服を着用することがマナーです。

また、花火大会や夏祭りなどは、浴衣で楽しむことが一般的です。さらに入学式や卒業式などで着物を着る際には、訪問着や付け下げ、色無地など華美にならないようにすることが必要です。

このように、冠婚葬祭で着物を着用する際には、その場面に適した着物を選ぶようにしましょう。